米ジッポー社は、1932年、George Blaisdellにより創業されました。 最初はオーストリア製オイルライター販売を試みましたが、翌1933年より独自開発のライターを考案・販売。そのボディに企業のロゴを刻みノベルティとしたことと、パンチボードと呼ばれる賭けの景品とする販売戦略により成功。 第二次大戦中に兵士に愛されることによってその地位を確立しました。 世界でも数少ない永久保証制度（Lifetime Guarantee）を採用していますので、機能に関するトラブルや故障などはZIPPOサービス（東京、名古屋）において、その状態や使用年数を問わず、すべて無料で修理してくれます。その構造はいたってシンプルで発売以来60年以上にわたり根本的な着火構造は変わっていません。 外ケースと、その中に収まるインサートが入っているだけ。そのインサートの中に詰っているコットンにオイルを注入し、フリント（着火剤）をホイールで擦り火花を発生させ、ウイック（芯のこと）から気化したオイルに点火するだけです。 総生産数は1942年には通算100万個でしたが、1947年に1,000万個、1960年に1億個、1988/9/24に3億個、1996/4/15に3億個、2003/09/03には通算4億個と急増しています。 日本でも終戦後のオイルライターの全盛期より根強い人気を誇り、オイルライター＝ZIPPOという構図はこの先もゆるぎないものでしょう。その種類も数多く、毎年、数百種類のZIPPOが発売されています。